Journey to Vladivostok ウラジオストク(inロシア)への旅④ 要塞museum

ホステルに着く頃にはとても疲れていた。
睡眠不足と乗り物疲れである。

高評価で安価なホステル、イズバを予約していた。入ると外の廃屋な街並みとは別世界だった。

ウッディなロッジ風、ロシアを意識してマトリョーシカが飾られていたりする。
そしてレセプションは英語が話せた。旅人にとっての安全地帯に来た気持ちがする。

ロシア語の表記は分からないし、聞いても分からないし、完全なawayな気持ちになっていたのだ。

イズバのラウンジ
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チェックインは少し混んでいて、順々に部屋に案内された。受付のお姉さんはかっこいいロシア人風でソツなく愛想よく仕事をしていた。
ベットはとってもきれいだった。dormitory部屋はとっても狭かった。よくこんな通路の設計にしましたね、と思うほど通路幅が狭かった。靴を置くのが躊躇われるくらいである。

疲れてはいるが、日中を無駄に過ごすわけにはいかない。行くところに目星をつけて、地図を貰って、出発した。


小雨は殆ど止んでいた。外を散策するチャンスである。

要塞ミュージアムへ、GoogleMapをもとに向かったが、行けども辿り着かない。どこが間違っているのか着く気配がない。

よく分からない大きな建物の駐車場入り口にいた警備員(駐車場受付?)のお兄さんと目があったので、何回か私は前をうろうろしていたし兄さんの微笑みが質問OKそうだったので、話しかけてみると、「ムシカ?」と言われとっさに礼拝堂のことかと思ってしまい、museum!と言い返すと、ジェスチャーで案内してくれた。
そしてパソコンの翻訳サイトで行き方を教えてくれた。でも関係無さそうなことも書いてあった。「まっすぐいって、T字路を右にまがり、まっすぐいくと、・・蝶や美しい何とかが、」
蝶?なぜ蝶が翻訳に入っていたのか謎だが、その近くに他にmuseumはない筈だし(水族館はあるけど)、気にせず行くことに。
スパシーバ!と初めてのロシア語を発して自己満足し出発。お兄さんは苦笑。

水族館らしき建物が見えてきたが、要塞は見当たらない。
ジェスチャーによると、坂を上に上らなきゃいけないと言っていたのでひたすら歩く。曇りの日光が暑い。お腹すいた。


目処がつかないので、途中の売店でがんばって食べ物を買ってみることに。
外のメニューの写真を取り、その写真を見せながらこれが欲しいと言うと、チキン?と聞かれ、YES!!(肉系が食べられる!)と答えると、5分後ぐらいに素晴らしいクオリティのチキン巻きが。
今思うと多分あれは、ブリヌイだったと思う。ブリトーみたいな感じ。
150RB(250円)で、30cmぐらいの大きさでぎっしり具が入っていて、チキンだけじゃなくトマトやレタスが入っている。なのにとても食べやすい。破れたり漏れる気配なし。
巻き系では今までベスト1かもしれない。ベトナムのバンミーサンドイッチ1位に接戦する美味しさ。違う種類の美味しさである。現代的な美味しさ。

こんな美味しいものが世の中にあったとは。。一気にロシアが好きになってきた。

店頭の写真
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食べ終わって、さらに歩いたが、行きどまってしまった。行き止まりの坂の途中に居た、少年たちに地図を見せながらFortress museumどこと聞いたら、一緒に行ってくれると言う。超優しい。
愛想のいい利発そうな少年だった。ひとりは顔がロシアぽくなかったけど何系だろう。

水族館の建物の横にあった階段の上がmuseumだった。水族館の入り口かと思っていた。

案内が終わるとbyeと言ってさっさと去っていった。
なんだか寂しい。好かれる人になりたいな。


要塞は料金200RB(340円)だった。
外側はこれだけ?という感じだったけど、要塞の中に入れるようになってて、中はバラエティーあふれる展示室になっていた。日本語堪能なロシア人ガイドが率いる日本人団体ツアーがいて、なかなか進まずけっこう迷惑だった。他の人もいるのだという視点をもってほしい。どうにか避けて他のところを見終わり、その団体がいて見れなかった部屋に戻ると、まだ説明は続いていて話長!と思った。

要塞から見下ろす景色はなかなか素敵だった。
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寝不足が祟り、熱が出てきてきつかったので、水族館横のカフェで一休み。英語OKだったので安心した。(水族館ではなくAquariumという名前のシーフードレストランかもしれない)
このカフェは店員のお姉さんも優しくて、英語字幕の映画が流れてて、癒される空間だった。クレジット払いもOk.

antikaという表示の薬局を目指しながら、ニコライ2世凱旋門を見に行くことに。

途中にベンチのある小さい公園があったり、広場があったり、ミニスーパーを発見したりした。
スーパーはとても楽しい。見たことないお菓子があってテンション上がった。チョコパイのライム味みたいなのがあった。
しかし途中から何故かどんどん韓国人と中国人がたくさん入ってきてレジが混雑しはじめたので買うのは後回しに。

ニコライ凱旋門が見えるところに、中央広場もあった。なかなか大きい場所だった。見応えがある。
車が多いのが常に残念ではあった。これも高度経済成長なのか。

たくさん歩いたが、ようやく薬局を発見、熱があるから薬くださいと言ったら、カプセルをくれた。330RB(550円)。
毎回、青いカプセルを1つ、赤いカプセルを2つ飲むようにとのこと。
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すごい鮮やかな赤と青である。同じ数だけ入っている。…これって、青絶対余るのでは。。!?
その余った青どうしたらいいのよ。使う場面をあまり考慮しない製品を作る感じ、発展途上な感じがした。


スーパーの前の広場では、ギターセッションをしている人がいて、音色がとてもいい雰囲気を作っていた。
旅先の非現実的な感じ、NZのクイーンズタウンを思わせた。